心理学講座 心理学を学びたい方へ・心理学の誕生
心理学の誕生
心理学講座を受ける前に、そもそも心理学とはいつどのように、どこで誕生したのかを知っておくのも良いと思います。
そもそも心理学という言葉は、ギリシア語での【心】と【論理】という言葉を組み合わせたものになります。このような語源から考えても、心理学が【心】とは何なのかを追及した学問だということがわかってもらえると思います。もちろん、このような言葉が明確にされる以前から心については考えられてきました。しかし、心理学が【科学】として独立したのはほんの今から百数十年しかたっていないのです。これは、ちょっと意外ですね。
心については色々考えられてきましたが、証明することがとても難しいことからこのような歴史しかないのだと考えられます。
心理学は19世紀にドイツで誕生し、後に心理学の父と呼ばれたW・ヴントは本当の専門は生理学でした。しかし生理学はこの時代に衰えてきていて、哲学の教授となりました。結果的にこの転身が心理学につながっていたといわれています。
なぜならば、人間とは何かという哲学的関心と、生理学という自然科学の方法が結びつくこととなったからなのです。1879年に看板を掲げた【心理学実験室】は、全て彼のポケットマネーによるものでしたが、ここから近代の心理学が、はじまったのです。
そして、彼のもとで心理学講座を学んだ学生が、多くの心理学者として巣立っていったのです。彼のもとで心理学講座を学んだ学生の多くがアメリカ人であったため、ドイツで生まれた心理学の発展はアメリカで、さらに進んでいくことにつながっていったのです。