心理学講座 心理学を学びたい方へ・トランスパーソナル心理学
トランスパーソナル心理学
A・マズローによって【第四の心理学】にあたるトランスパーソナル心理学は、誕生しました。このトランスパーソナル心理学は、個を超えることを目指す心理学になります。そこには意識、無意識を超え、そもそも人間とは何か、生きる意味とは何かという究極のテーマがあるのです。
これは、みなさんも一度は、考えたことがあるかと思います。特に心理学を講座などで学んでなくても、自分の存在意義を考えたときに誰でも行き着くものだとは思います。それを表に出して、学問として流派として定着していかせたのがこの第四の心理学と呼ばれるトランスパーソナル心理学なのです。
トランスパーソナル心理学に影響を与えた東洋的な修行(禅など)、例えば瞑想によって得られる神秘体験や至高体験、超越体験は自然科学的な方法では解明不可能とされ、研究の対象にされてこなかったのですが、しかし、トランスパーソナル心理学のK・ウィルバーによれば、人間が知識を獲得するには、3つの様式(3つの眼)にのっとるものだといっています。
第一の眼は空間・時間・物質からなる外部空間を知覚する【肉体の眼】、第二の眼は、哲学・倫理・心そのものに関する知識を得る【理知の眼】。
そして第三の眼は、さまざまな超越的現実の知識に達するための【黙想の眼】だとしています。このようなことからトランスパーソナル心理学は、これら3つの眼すべてに基づいて人間存在を考えようとしたものになります。
トランスパーソナル心理学は、前代ならば宗教が扱っていた領域を含む人間全体を対象としようとする心理学なのです。心理学講座として勉強するならば、この心理学は、かなり興味深いものになることでしょう。